今回は読者の方から優待クロス取引にかかる必要コストについて、質問がありましたので説明して行こうと思います。
優待クロスは初心者にもおすすめできる低リスクな投資法です。この機会にしっかり内容を理解してもらえれば幸いです。
※2020年9月08日更新
クロス取引(つなぎ売り)について
クロス取引の説明は次の通り。
クロス取引(つなぎ売り)とは、同一銘柄を同じ金額・株数で「買い注文」と「売り注文」を同時に出して約定させる取引です。
これにより株価変動のリスクを抑えることができます。権利落ち日に株価が下落すると、現物株式では損失が出ますが、信用取引の売建玉では利益が出ます。
そのため、クロス取引(つなぎ売り)を活用すればリスクなしで優待を手に入れることが可能です。※「クロス取引」は証券会社によっては「つなぎ売り」として紹介されています。
簡単に言うと、権利付最終日→現物株で株主優待の権利をGET!
権利落ち日→現物買いの損失と信用売りの利益が相殺、株価下落のリスクなし!
上手く活用できればホントにお得です。
クロス取引(つなぎ売り)注意点について
優待取りのためのクロス取引(つなぎ売り)はとても便利な手法でメリットも大きいですが注意点もあります。
注意点は次の通り。
・信用売りを行うためには、信用取引口座の開設が必要!
・取引したい銘柄が信用取引で売建できる銘柄でないと、この手法は使用出来ない。
・現物取引手数料のほかに、信用新規売りの取引手数料、貸株料、配当調整金の支払い、逆日歩といったコストがかかる。
・一般信用取引と制度信用取引があり逆日歩のリスクあり。
一般信用取引と制度信用取引の違い
信用取引には、一般信用取引と制度信用取引があり注意が必要です。
一般信用取引
取引できる銘柄数が少なく、手数料が制度信用取引高いです
→逆日歩つかない
制度信用取引
取引できる銘柄が多く、手数料も一般信用取引より安いです
→逆日歩つく

一般信用取引は逆日歩がつかないですが手数料が高い銘柄が少ないのがデメリット。
管理人も一般信用取引が出来ない銘柄のため断念したことがあります。
逆日歩について

リスク管理のために逆日歩をしっかり理解しましょう!
証券会社では「貸株」を多数保有しています。私たち投資家は信用売りの際に証券会社から株を借りてきて取引を行います。
しかし、株主優待権利取得日などに証券会社の「貸株」が足りなくなることがあります。
その際、足りなくなった株を調達するために、大量に株を保有している通称大人と呼ばれる「機関投資家」などから株を借りてきます。
ここが注意ポイント( ゚Д゚)!!
勝手に借りてきたのにも関わらずその機関投資家に対して品貸料を支払う必要が発生するんです。この品貸料は株を借りている私たち投資家が負担します。これが「逆日歩」です!
逆日歩は取引が終わってみないとどの程度の損失になるかわからない点があります。
意外に高額になることもあるの注意!!管理人は一般信用でクロス取引(つなぎ売り)を行うことをオススメします!
クロス取引(つなぎ売り)コストについて
①現物買い手数料 | 現物買いをする際の手数料です。 |
---|---|
②信用取引新規売り手数料 | 信用売りをする際の手数料です。 |
③信用取引の貸株料 | 信用取引の貸株料は、株を借りた日から返済日まで日数分コストがかかります。 貸株料=(新規売り金額×年利×日数)÷365(日) |
④配当金等受払いの差額 | 権利月最終日の大引け時点でクロス取引(つなぎ売り)をしている場合、配当調整金が発生します。 (現物買いについては配当金(80%)を受取り)ー(信用売りは配当相当額(100%)を支払います) =簡単にいうと配当金の20%の差額分は私たち投資家の負担になります このクロス取引(つなぎ売り)で「信用売りで支払う配当相当額」と「現物買いで受け取る配当金」の差額が実際のコストになります。 しかしこの差額分は特定口座(源泉徴収あり+配当受入あり)かつ配当金の自動受取(株式比例配分方式)で口座設定してあれば年間の損益通算がありますので、余計に支払った分は翌年の1月に還付されることになります。 |

配当調整金は「特定口座(源泉徴収あり)」「配当を比例配分方式」にしておけば翌年の大発会でまとめて還付されます!
優待クロス(タダ取り)のおすすめ証券会社
下記の6社は手数料が安く、株の在庫数も多いのでおすすめです。
一般信用取引の「売り」ができる証券会社をより多く口座開設する事で選択肢が広がります。
また、各社をそれぞれ口座開設しておけば株の在庫数を比較しながら一番安いタイミングを探して優待クロスすることも可能です。
この機会に是非、口座開設をおススメします。
SBI証券 | auカブコム証券 | 松井証券 | SMBC日興証券 | マネックス証券 | GMOクリック証券 |
»お申込はこちら | »お申込はこちら | » | »申込みはこちら | »お申込はこちら | »お申込はこちら |
紹介HP | 紹介HP | 紹介HP | 紹介HP | 紹介HP | 紹介HP |
まとめ

株主優待は毎月ありますし、種類も豊富です!
株主優待は毎月ありますし、種類も豊富です。上手く活用することで日々の暮らしに彩とワクワク感を与えてくれます。
少ない手数料で優待商品をゲットできるので大変お得な手法です。
また、クロス取引(つなぎ売り)はIPO株投資と同じく低リスクなため株取引の中では初心者向けですが、信用取引口座が必要であり仕組みはしっかり理解していないと損失を出す可能性もあります。
クロス取引(つなぎ売り)に関しては手数料の他にも費用がかかります。
読者さまからの質問でも買い付け金額と計算が合わないと質問がありました。
詳しく明細を確認しなければ判断できないですが恐らくは配当調整金などによる誤差なのかと思われます。
当ブログでも株主優待に関しては分かりやすく紐解いていこうと思いますので今後もよろしくお願いします。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!
↓6年前に600万円からスタートし4300万円まで増えた全記録です。

これからIPOラッシュを迎えますので閑散期のいまのうちに口座開設してIPOラッシュに備えましょう。
■IPO投資&資産運用で1,000万円稼ぐことは可能!
『IPO投資の完全マップ 基礎・中級・上級 25記事で解説』
■IPO投資のため、今のうちに口座開設して準備しよう!
『口座開設で当選確率アップへ』
■【必見】20代の方に読んでもらいたい!
『20代から始めれば1億円に到達できる資産運用3選』
■FXを始めるなら口座開設して投資に備えよう
『今ならお得な口座開設キャンペーン有り』
■スマホ一つで自動資産運用が可能です
『サラリーマン・主婦・学生必見!スマホで自動運用7選』
■私が株式投資で人生が変わったお話です。
『【おすすめ】株初心者だったOLがIPO投資で年間400万円稼ぐ手順』
■話題のインデックスファンドに300万円で爆益!?
『SBI・バンガード・S&P500の運用成績を毎日更新』
■マイクロソフト株に400万円投資で凄いことに
『【365日更新】マイクロソフト株に400万円投資した結果凄いことに』
■SBI証券おすすめ投信
『積立NISAのリアルな運用成績を毎日公開』
■米投資信託800万円の運用で大損失!?
『【Twitter・ブログ日々更新】投資800万円の運用で大損失!?』
コメント