大幅な下振れで公募割れがより濃厚に。
イグジット案件が振るわないIPO市場ですが悪い流れは続きそうでデス。
HPCシステムズ(6597)公募割れで売り抜け案件の弱さを露呈した形になりましたがBASEも流れには抗えなさそうです。
BASE(4477)の仮条件が発表されました。
想定価格の1,630円を大幅に下回るかなり弱気な仮条件です。
上限価格で計算すると吸収規模は約108億円となります。
10月25日(金)に上場予定です。

今回は気になるBASE(4477)IPOの初値第二弾となります!
BASE(4477)IPOの仮条件
想定価格は1,630円でしたので、上限が330円、下限が480円下振れとなるかなり弱気の仮条件となりました。
そのため、吸収金額は最大約108億円となります。
BASE(4477)IPOの詳細
メリット
BASE(4477)が提供するEコマースプラットフォームの累計ショップ開設数は右肩上がりであり、
今後さらに普及する事が予想されるオンライン決済サービスの利用者数も右肩上がりで、業績としては堅調です。
知名度も抜群ですので市場からの注目度も高いです。
デメリット
仮条件が大幅に下振れしたため吸収金額も下げましたが、それでも最大約108億円と大型規模となります。
マザーズ上場で100億円を超えてくると重たさは否めません。
そのうえ、先行投資を行っているにしろ赤字上場となると投資家への印象はあまり良くありません。
さらに、ベンチャーキャピタルの保有が多く、ロックアップはかかっていますが1.5倍で解除さるので注意が必要です。
管理人的にはChatwork(4448)、HPCシステムズ(6597)の公募割れにより市場の売り抜け案件に対する警戒感はピークと思われます。
公募価格がいくらで決まるか気になるところですが大幅なディスカウントでも厳しそうですね。

BASE(4477)の高い知名度は大きなメリットですが、地合いの影響で上場タイミングが悪くなってしまいました。
BASE(4477)IPOの上場スケジュール
銘柄 | BASE(4477) |
上場市場 | 東証マザーズ |
吸収金額 | 最大約108億 |
抽選申込期間 | 10月9日(水)~10月16日(水) |
抽選日 | 10月17日(木) |
購入申込期間 | 10月18日(金)~10月23日(水) |
上場日 | 10月25日(金) |
BASE(4477)IPOの幹事団
証券会社 | |
主幹事 | 大和証券 |
SBI証券 | |
幹事 | 野村證券 |
みずほ証券 | |
SMBC日興証券 | |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | |
いちよし証券 | |
極東証券 | |
カブドットコム証券 | |
DMM証券 |

今回は大和証券とSBI証券の共同主幹事です。
今回は当選に関しては複数株当選も狙えますが公募割れの注意が必要です。
BASE(4477)IPOの初値予想第二弾
評価
BASE(4477)IPO申し込みスタンスは?

地合いが好転しない限りBASEの公募割れは必然になりそうです。
BASE(4477)IPOは東証マザーズ上場で公開規模は最大約108億円と大型になります。
ベンチャーキャピタルの保有が多く、90日間のロックアップがかかっていますが、1.5倍で解除されます。
利用者数は年々増加しており、売上高は右肩上がりです。しかし、利用者数の増加や機能充実のための先行投資をおこなっているため業績は赤字です。
この赤字と大型ということに加えてイグジット案件であることが投資家にとってかなりのデメリットになりそうです。
総合的にみて、公募割れ濃厚な要注意銘柄です。
かなり弱気な仮条件を受けて、初値予想も引き下げました。
管理人の現段階スタンスは、不参加です!
公募価格決定時のディスカウントの可能性も踏まえ、考察を続けたいと思います。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!
今回の記事ではBASE(4477)仮条件決定後の初値予想についてご紹介しましたが、下記も紹介しています。
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