
ソフトバンク(9434)IPOは上場前の重要なタイミングで最大の試練をむかえました。
19日に上場を控えるソフトバンクにとって、12月6日に発生した大規模通信障害は大きな悪材料となってしまいました。
大規模通信障害を受け、異例のブックビルディング時間を夕方まで延長した証券会社もあり、個人投資家の中にはブックビルディング申込をキャンセルする動きも。
今回はソフトバンク(9434)IPO上場への悪材料と一部投資スタンス変更についての記事となります。
1.12月6日大規模な通信障害が発生!

全国で約4時間半にわたりデータ通信が利用不可もしくは利用しにくい状態となり、海外でも同様の障害が発生しました。
管理人の友人もこの通信障害の影響を受け一時音信不通に・・
これだけ身近に大きな影響を与えているとなると、個人投資家に不安が広がってしまいます。
全国的な通信障害は4時間半続く
12月6日、全国で4時間半にわたって通話やデータ通信ができなくなる障害が発生しました。
これは電話だけにとどまらず、電子マネー決済に影響がでました。
電子決済サービス「モバイルSuica」へのチャージが出来なかったり、チケット購入、払い戻し、Suica特急券の受け取りが不可能に。
また、話題のPay Payに関しては一時通信障害の原因では?などと騒がれ風評被害も・・思いもよらぬ打撃をくらってしまいました。
原因はまさかのソフトウェア証明書の期限切れ
大規模通信障害の原因は、東京と大阪にある通信設備に使われているエリクソン製のソフトウエアの異常が原因だったとしています。
どうやら各社に導入されている、ソフトウエアのバージョンの認証期限が切れていたのが主な原因としていますが、完全に凡ミス感は否めないです。通信会社大手として防ぐ手立てはなかったのでしょうか・・
これによりエリクソンのボリエ・エクホルム最高経営責任者は「私たちの顧客だけでなく、顧客企業の利用者にもおわびします」と謝罪する事態に発展しています。
電気通信事業法の「重大事故」
大規模通信障害に対して総務省は、電気通信事業法上の「重大な事故」にあたるとして、ソフトバンクに対し、30日以内に報告書を提出するよう求め、今後は行政指導を含めた措置を検討していくとしています。
スマートフォンが普及してからは、単に電話だけの道具ではなく、携帯電話とパソコンの両面を兼ね備えた生活必需品となりました。電子マネー、ネットバンク振込、Amazon、ゲームアプリ等々、もはや生活に欠かせないツールとなります。
今回の大規模通信障害で被害を受けた方は多く、ネット上では仕事やプライベートで大きな影響が出たとSNSに次々と投稿されました。
管理人のTwitterアカウントでも復旧後に怒りのツイートが目立ち、突然圏外になった不安はかなり大きい物だったと実感しました。
ソフトバンク上場に影響は?
ブックビルディング期間延長、一部資産家にキャンセルの動き!

今回の通信障害により異例のブックビルディング期間延長となりました。
一部証券会社では12月3日~7日のブックビルディング期間を午後5時までとする異例の延長を行いました。
初日こそ、SMBC日興証券での申込数などを見ると、個人の申し込みはとても順調に増えていると感じていました。
しかしながら今回の一件で店頭証券会社では一部申込を取りやめる動きもあるようです。

上場後の動きを見てから購入を考えたいという意見も。
一部資産家には大口申し込みをキャンセルする動きも出ているようです。
ネットニュースでは個人投資家が6~7日にかけて億単位のキャンセルを入れたと書かれていました。
上場前の悪材料を考えると、公募割れを懸念した動きが出るのも致し方ないのかと思われます。
今回の大規模通信障害でブックビルディングにはかなりの影響があったと思われますが、タイミングが本当に悪すぎる形となってしまいました。
SMBC日興証券、ブックビルディング最終的な申込数は?
ブックビルディング初日こそ驚異の16万人でしたが、最終申込人数は20.5万人で終了となりました。

郵政三事業上場時の申込数の推移と今回のソフトバンクIPOを比べると、初日の申し込み数が尋常ではなかったです。
郵政三事業上場時はその後の申込数の伸びも感じられましたが、今回は初日16万からの20万と少し違和感すら感じます。
ファーウェイとの結びつき

ファーウェイは、中国大手企業で、スマホ端末や通信設備を製造しています!
日本でもHuawei製のスマホは有名ですね!
ファーウェイは通信基地局の世界シェア1位の大企業です。そしてソフトバンクではこのファーウェイの基地局を使用しており、結びつきが強いです。
また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに5Gの実用化のため同社と実証実験を行っており、すでに一部で設備が導入済みのようです。
そんなファーウェイですが、アメリカによる「中国製造2025」潰しによる圧力が広がり、ZTEとファーウェイ、監視カメラ大手各社の締め出しが打ち出されています。
ファーウェイとの関与が経営上のリスクを抱えている状態になりかねません。
そこにきて今年12月1日にファーウェイのCFO最高財務責任者がカナダで逮捕されるというニュースもありました。

ファーウェイとの今後に加えて、大規模通信障害と上場を目前にして多くの課題を抱えてしまいました。
まとめ
今回はソフトバンクIPO上場にむけて通信障害がもたらす影響と悪材料について解説しました。
正直、今回の大規模通信障害で市場の空気感が少し変ったようにも思えます。
これだけ上場を目前にして悪材料が出てくると何か見えない力を感じてしまいます。
それほどまでにタイミングが悪いですね。
個人的にはずっと考察を続けてきたIPOですし、想い入れも大きいです。
もちろん、管理人の参加スタイルはこれまで全力を貫いてきました。
しかし今回の一件を受け投資スタイルを変更し、一部申し込みを取り下げました。
上場までに良いニュースが舞い込めば状況も変わるかもしれませんが、今回の一件はかなり大きな痛手となってしまいました。
何とか成功して欲しいIPOですので、今は起死回生の一手を願うばかりです。
最後まで読んで頂き有難うございました!
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