
ソフトバンク(9434)IPOの仮条件を見て、管理人が潔くブックビルディング全力参加を決めた3つの理由を解説していきます!
平成最大規模のIPO、ソフトバンク(9434)IPOの仮条件は前例をみない日本初の衝撃となりました!
これは主幹事団も相当考えましたね!
まさに歴史に残るソフトバンク上場にふさわしい一手だと思います!
1.一本値1,500円の仮条件決定は最善策!

仮条件の幅が決められていていないのは日本初!
一本値の決定は投資家の心理を見事に読んでいます。
ソフトバンクIPOの仮条件は「上ブレ」でも「下ブレ」でもマイナス
IPO投資で重要になるのが仮条件!
基本的なIPOですと上ブレすれば良い方向での判断材料となります。
これは機関投資家にロードショーを行い、評価が良いIPOとなれば、間違いなく仮条件は上ブレします。
よって機関投資家から評価の良いIPOというお墨付きが付くので個人投資家の需要も高まります。
しかし、ソフトバンクIPOに関してはこの原則が少し当てはまらない点があります。
ソフトバンクIPOが上ブレしてもマイナスな理由!
人気のあるIPOであれば仮条件が上ブレし、その後「仮条件の上限」で ほぼ決まります。
初値が高騰するIPOは、ほぼこの流れとなり、逆に上限で決まらなければ投資家の大きな不信感につながります。
しかしながら、ソフトバンクIPOは上場前からその規模が注目されてきました。
もはやIPOの中では他に類を見ない規模での上場となるため、上ブレすると更に吸収金額が大きくなります。
「上ブレ」は人気があるという大切な一つの指標にはなりますが、12月のIPOラッシュ真っ只中での上場は資金面でのガス欠状態という不安要素は拭えません。
加えて、ソフトバンクIPOは高配当を前面に打ち出しています。これは初値の売り圧力を押さえる上で大切な要素です。よって公開価格が高くなってしまえば当然の如く、配当利回りも低くなってしまいます。
これでは本末転倒ですからね。
また、大型IPOになると初値上昇は鈍くなります。公開価格が高くなれば上値余地も更に限定されます。
よってソフトバンクIPOに関しては仮条件が「上ブレ」でも素直に喜べない要素がありました。
もし、ソフトバンクIPOが「下ブレ」ならどうなっていた?
ハイ!管理人は完全にスルーしていたと思います。
ましてや、その後のブックビルディングで「仮条件の上限」で決まらなければ目も当てられません。
そんな泥船に全力投資は傾けられないからです。
もちろん!下ブレしてきた方が割安感もありますし、高配当による利回りも更に高くなります。
しかしながらIPO投資の鉄則の一つは初値売りであることも忘れてはいけません。
今回のような平成最大規模のIPOで「下ブレ」や「仮条件が上限で決まらない銘柄」の烙印を押されてしまえば船出は厳しいものになっていたと思います。
2.仮条件一本化は公募割れを防ぐ手段

過去の超大型IPOも公募割れを防ぐために様々な戦略がありました。
これまでもそうでしたが、超大型IPO上場では公募割れを防ぐ為に様々な取り組みが行われます。
今回のソフトバンクIPO上場では大々的なテレビCMから始まり、高配当を全面に押し出していました。
各金融機関から超大型IPOの上場ということで電話が来た方も多いのではないでしょうか?
ソフトバンク株が完売の見通しとの報道が一部メディアから流れ、各金融機関も、個人投資家も一安心した所だと思います。
もちろん、市場での注目度は間違いなく今年No.1であり、高い知名度と注目度から投資家の需要も強かった事は先日の報道で流れたとおりであり、もし仮条件に幅を持たせていたとしても「仮条件の上限」で決まった可能性は高かったと推測できます。
ですが、万が一「仮条件の上限」で決まらなければ購入申し込みの段階で大量のキャンセルが予想されます。
各金融機関もそのような状況だけは一番避けなければならない事態となります。
しかしながら今回の仮条件一本化はそのような懸念も感じさせない変則的な一手となったのではないでしょうか。
管理人的には公募割れを防ぐ為の効果的な手段であったと思います。
ソフトバンクIPOの下値不安は限定的!

この仮条件なら全力参加でも下値不安は限定的になりそうです!
仮条件が1,500円の一本化で決まり、上値余地も残しつつ、ディスカウントなお手軽感も感じさせる価格設定となりました。
加えて、高配当も期待できるとあって現時点では「下値は堅い」という印象を感じます。
仮条件決定前の「ソフトバンク株完売の見通し」報道を加味すると投資家からのイメージは若干ですが良い方向に傾いていると思います。
過去の歴史が物語るように「お祭りIPOは参加しなきゃ損」という考えも変わっていません。
上場日 | 銘柄 | 公募価格 | 初値 | 利益 |
2017年12月13日 | SGホールディングス | 1,620 | 1,900 | +28,000 |
2016年10月25日 | JR九州 | 2,600 | 3,100 | +50,000 |
2016年7月15日 | LINE | 3,300 | 4,900 | +160,000 |
2015年11月4日 | かんぽ生命 | 2,200 | 2,929 | +72,900 |
2015年11月4日 | ゆうちょ銀行 | 1450 | 1,680 | +23,000 |
2015年11月4日 | 日本郵政 | 1,400 | 1,631 | +23,100 |

仮条件決定前の大手初値予想会社による初値予想は、
A社「1,500円以下」
B社「10%~20%UP」と評価が割れてましたが今回の仮条件決定で少し状況も変わるかもしれません!
まとめ
今回はソフトバンクIPO上場に向けて管理人が潔くブックビルディング全力参加を決めた3つの理由を解説しました!
正直、今回の仮条件には驚かされましたが、公募割れを防ぐ為の有効な手段であったと感じます。
これまで同様に、管理人は全力参加スタイルを貫きます。
もちろん今後の、大手初値予想会社の評価やブックビルディング期間中の市場の動きも注視が必要です。
お祭りだからと熱くならずに柔軟な考えだけは頭の片隅に持ちつつ、ソフトバンク上場まで考察を続けたいと思います。
最後まで読んで頂き有難うございましたヾ(‘-‘*)
ソフトバンク上場までに準備を!!
IPO抽選に当選する確率を上げるためには、可能な限り多くの証券口座を開設するのが一番です。
該当のIPOを取り扱う証券会社は全て申込することをお勧めしますが、資金に制限がある場合は主幹事の証券会社から優先して申し込みすることをオススメします。
主幹事の証券会社は一番多くIPO株を売り出すことができるため、平幹事の証券会社から申し込むよりも当選確率は高くなります。
また、資金が少ないときは資金拘束のない証券会社の出番です!!
下記の松井証券や岡三オンライン証券などは前受け金不要です!
もはやお金のかからない宝くじ状態なので是非この機会に口座開設をオススメします☆彡

本日も読んで頂きありがとうございます!
記事が面白かった時はポチッとしてくださいヾ(‘-‘*)

Twitterもお願いします♪
コメント